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イケメンエリートの欠点
第6章 擦れ違う思惑

いつどのタイミングで切り出そうか散々シミュレーションし、喉まで何度も出かかった。
だが最後の踏ん切りがどうしてもつかず、勇気がないまま呑み込んでしまった。
その繰り返しで気付けば早、ベッドに入る時間となっていた。
もう遅いし、明日にしようかー逃げも加わり、そんな思いが頭を過る。
だがすぐさま、玲那は自分を戒める。
このままだと明日もきっと、この調子で終わってしまう。
それじゃ、だめだ。
この現状を打破する為に、玲那は揺るぎない意志を貫く事にする。
「賢哉、あのね」
ダブルベッドの隣りに入ってきた夫に、玲那は口火を切る。
「私、話がー」
勢いに任せるつもりで再度開いた玲那の唇だったが、それが出来なくなる事態が訪れるのはあっと言う間だった。
だが最後の踏ん切りがどうしてもつかず、勇気がないまま呑み込んでしまった。
その繰り返しで気付けば早、ベッドに入る時間となっていた。
もう遅いし、明日にしようかー逃げも加わり、そんな思いが頭を過る。
だがすぐさま、玲那は自分を戒める。
このままだと明日もきっと、この調子で終わってしまう。
それじゃ、だめだ。
この現状を打破する為に、玲那は揺るぎない意志を貫く事にする。
「賢哉、あのね」
ダブルベッドの隣りに入ってきた夫に、玲那は口火を切る。
「私、話がー」
勢いに任せるつもりで再度開いた玲那の唇だったが、それが出来なくなる事態が訪れるのはあっと言う間だった。

