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第6章 擦れ違う思惑

舌を捻じ込み、絡ませ、濃厚なキスをする事暫し。

息を弾ませる玲那に、賢哉は言った。

「だから俺も凄く気持ちがいい。ご褒美あげないとな」

愛おし気に妻を見詰め、もう一度軽い接吻をしてから、賢哉は玲那から一旦自分を引き抜いた。

「玲那、後ろから突いてあげる。身体を起こして…そう、いい子だ」

ベッドの上で四つん這いの体勢をとらせ、獣の交わりのごとく、賢哉は後方から玲那に肉の塊を挿入する。

深く侵入してきた夫を、玲那は歓喜の声と共に迎え入れた。