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イケメンエリートの欠点
第8章 天秤にかける選択

「『店を手伝ってもらえないか』ってわざわざ席まで来た店長さんの顔、玲那さんに好意ありありだったし」
「そんなんじゃないってば。元カレって言ってももう何年も前だよ?私が結婚してるのも、あの日話したから勿論知ってるし」
ムキになって反論する玲那の前に、美祈の人差し指がずいっと差し出される。
「でも店長さんはバツイチでしょ?」
秘密を打ち明けるような美祈の囁きに、玲那は言葉に詰まる。
「半年前に離婚して、今は淋しい独り身だって。短い結婚生活だったから子供もいないんだったよね。前置きした後の『店を手伝って欲しい』なんて、明らかに誘ってるってば」
決定づけるように、美祈は言い切った。
「そんなんじゃないってば。元カレって言ってももう何年も前だよ?私が結婚してるのも、あの日話したから勿論知ってるし」
ムキになって反論する玲那の前に、美祈の人差し指がずいっと差し出される。
「でも店長さんはバツイチでしょ?」
秘密を打ち明けるような美祈の囁きに、玲那は言葉に詰まる。
「半年前に離婚して、今は淋しい独り身だって。短い結婚生活だったから子供もいないんだったよね。前置きした後の『店を手伝って欲しい』なんて、明らかに誘ってるってば」
決定づけるように、美祈は言い切った。

