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乳房星(再リフォーム版)
第28章 あゝ無情

「あのねけんちゃん。」
「なんぞぉ~」
「ゆりこね…4ヶ月なの…」
「4ヶ月…オメー、何言うてんねん…頭いかれとんとちゃうで~」
「(ムキになった声で)ゆりこ!!本気でいよんのよ!!」
ムキになった声で言うたゆりこに対して、けんちゃんはますます生ぬるい声で言うた。
「せやけん、4ヶ月がどないした言うねん…」
「だから、ゆりこの胎内(なか)に赤ちゃんができたのよ!!」
「赤ちゃんができた…それ、ホンマなん?」
けんちゃんの問いに対して、ゆりこはコクンとうなずいた。
けんちゃんは、ゆりこに胎内の赤ちゃんはだれの子なのかとたずねた。
「それで…胎内の赤ちゃんのオトンはだれなん?」
けんちゃんから胎内の赤ちゃんの父親のことを聞かれたゆりこは、くすんくすんと泣き出した。
「くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…」
けんちゃんは、煮えきらない声でゆりこに言うた。
「ゆりこちゃん…泣いていたらわけが分からへんねん…ゆりこちゃんってば…」
「くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…だって…だって…くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…」
けんちゃんは、腕時計をチラチラみながらあせっている。
「おい、オレはもうすぐバイトへ行く時間なんだよ…ゆりこちゃん、聞いてんのかよ!!」
「くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…」
ゆりこは、くすんくすんと泣いてばかりいたのでけんちゃんに大事なことを伝えることができなかった。
「なんぞぉ~」
「ゆりこね…4ヶ月なの…」
「4ヶ月…オメー、何言うてんねん…頭いかれとんとちゃうで~」
「(ムキになった声で)ゆりこ!!本気でいよんのよ!!」
ムキになった声で言うたゆりこに対して、けんちゃんはますます生ぬるい声で言うた。
「せやけん、4ヶ月がどないした言うねん…」
「だから、ゆりこの胎内(なか)に赤ちゃんができたのよ!!」
「赤ちゃんができた…それ、ホンマなん?」
けんちゃんの問いに対して、ゆりこはコクンとうなずいた。
けんちゃんは、ゆりこに胎内の赤ちゃんはだれの子なのかとたずねた。
「それで…胎内の赤ちゃんのオトンはだれなん?」
けんちゃんから胎内の赤ちゃんの父親のことを聞かれたゆりこは、くすんくすんと泣き出した。
「くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…」
けんちゃんは、煮えきらない声でゆりこに言うた。
「ゆりこちゃん…泣いていたらわけが分からへんねん…ゆりこちゃんってば…」
「くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…だって…だって…くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…」
けんちゃんは、腕時計をチラチラみながらあせっている。
「おい、オレはもうすぐバイトへ行く時間なんだよ…ゆりこちゃん、聞いてんのかよ!!」
「くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…」
ゆりこは、くすんくすんと泣いてばかりいたのでけんちゃんに大事なことを伝えることができなかった。

