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乳房星(再リフォーム版)
第30章 般若(おに)の恋
時は、午後2時半頃だったと思う。

ところ変わって、松山市古川北にあるスタバにて…

けんちゃんは、シホちゃんとユーキちゃんとアキちゃんとマヨちゃんの4人といた。

テーブルの上には、トールサイズのドリップコーヒーとアップルタルトが置かれている。

けんちゃんは、4人にゆりこの胎内にいる赤ちゃんのことをたずねた。

そしたらシホちゃんがアメージング(衝撃的)な言葉をけんちゃんに言うた。

「あのねけんちゃん…シホねぇ…ゆりこちゃんがハートマーケットのプリカを買いよるところをみたんよ。」
「ハートマーケット…ハートマーケットってなんぞぉ~?」
「テレクラよテ・レ・ク・ラ…」
「テレクラ…なんでゆりこちゃんはテレクラにてぇつけたんで?」

けんちゃんの問いに対して、ユーキちゃんはケーソツな声で答えた。

「ゆりこちゃんねぇ、てつろうさんと結婚したいと思って準備してたけどねぇ~…途中でやめたみたいよ。」
「それで、テレクラにてぇつけたと言うのか…」
「そうよ。」

マヨちゃんは、ヴィセ(コーセー)のアイシャドウのコンパクトを開いて、まぶたにアイシャドウを塗りながらけんちゃんに言うた。

「ゆりこちゃん、『てつろうさんが学会で表彰されたあと、アレコレとスケジュールか入ったけん会えんなった…』っていよったよ…ほやけど、なーんかうそくさいなとおもとんよ。」

マヨちゃんの横にいるアキちゃんは、食べかけのアップルタルトのリンゴを食べてからけんちゃんに言うた。

「てつろうさんは、ゆりこちゃんにスケジュールか立て込んでいるとウソついて、違う女に浮気しよると思うわ。」
「マヨもそない思うわ。」
「ユーキもぉ。」
「まさか…ほな、てつろうさんは大学の研究所にいることは、真っ赤なウソだと…言うこと?」

けんちゃんが言うた言葉に対して、シホちゃんはケーソツな声でけんちゃんに言い返した。
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