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乳房星(再リフォーム版)
第34章 雨が空から降れば
それからまた6日後の11月13日の午後1時過ぎのことであった。

たつろうさんの実家に、3人の兄嫁の両親3組がたずねてきた。

大広間に、多賀家の4・5世帯の大家族と3組の兄嫁の両親がいる。

テーブルの上に、近くのかっぽう料理店で注文したかっぽう重セット・松が並んでいる。

3組の兄嫁の両親は、ランチの前に政子六郎夫婦にカネの無心をした。

政子六郎夫婦は『困っている時はお互い様よ。』と言うて、3組の兄嫁の両親に直接現金で手渡した。

そのあと、ランチに入った。

3組の兄嫁の両親は、みつろう・たけろう・逸郎の3人に万が一が生じた際には、あつろう・てつろうさんともうひとりの弟・はちろうのいずれかと再婚するように政子六郎夫婦にお願いしている。

そのことが原因で、あつろうとてつろうさんが結婚でけんようになっていた。

はちろうは、どこでなにをしてはるのか分からない。

それから30分後のことであった。

問題のはちろうが、チャラいカッコウで突然実家に帰ってきた。

はちろうは、土足で家に上がったあと大広間へ向かった。

大広間では、3組の兄嫁の両親と4・5世帯の大家族が談笑しながらランチを摂っていた。

この時、さよこの父親が『はちろうくん、ちょうどよかった…お昼食べながらお話ししようか?』と声をかけた。

(ガーン!!ガーン!!)

はちろうは、さよこの両親をガラスの灰皿で頭を殴りつけて殺した。

「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

目の前で両親を殺されたさよこは、強烈な叫び声をあげた。

はちろうは、優香と由芽の両親に対しても固い物で頭を殴りつけて殺した。

事件発生から20分後に、はちろうは殺人罪でケーサツに逮捕された。

ケーサツの取り調べに対して、はちろうは『3組の兄嫁の両親はヤクザだから殺した』と言うて正当防衛を主張したあとモクヒした。

政子六郎夫婦は、今回の一件であつろうとてつろうさんと和子の結婚を見直すことにした。

両親を殺された3人の兄嫁の実家の残された家族は、両親の金銭トラブルが原因でいばら道を歩むこととなった。
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