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乳房星(再リフォーム版)
第38章 恋するフォーチュンクッキー
時は、アメリカ合衆国西部時間12月4日午後1時頃であった。

場所は、ロスアンゼルスの高級住宅地・ビバリーヒルズにある大きめの家にて…

大きめの家は、リチャードさんの実家である。

そこから歩いて100歩先にケントさんの家がある。

この日、リチャードさんの弟さん(イワマツと同い年)が挙式を挙げたお祝いのガーデニングパーティーが開かれていた。

庭には、リチャードさんの実家のご家族と弟さんのお嫁さん(イワマツと同い年か1個下)のご家族と家のご近所さんたちが集まって、バーベキューを食べながら楽しくおしゃべりをしている。

私は、庭の隅に置かれているコンロでバーベキュー焼きをしている。

リチャードさんは、ご近所さんたちとおしゃべりをしている。

大番頭はんたちは、家の中にある大広間でお仕事を続けている。

その中で、ミンジュンさんはもくもくとバーベキューを焼いている私をじっと見つめている。

(ブロロロロロロロロ…)

時は、夜10時50分頃であった。

A班のメンバーたちは、特大バスに乗って再び旅に出た。

バスはインターステートハイウェイを通ってラスベガスへ向かう。

メンバーたちは、リクライニングシートにもたれて身体を休めている。

私は、CDウォークマンで歌を聴きながら窓に映る星空を見つめている。

イヤホンから1950年代から60年代のアメリカのヒットチャートナンバーの曲が流れている。

リチャードさんの弟さんとお嫁さんは、大学のゼミで出会って、恋を実らせて結婚した。

私自身も、嫁はんもらうことを考えた方がいいのではないのか?

私は、そんなことを思いながら窓に映る星空を見つめていた。
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