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乳房星(再リフォーム版)
第48章 サボテンの花・その2
話しは変わって、1月30日の午前11時半頃であった。

たつろうさんの実家のテレビが置かれている居間に政子六郎夫婦と和子の3人がいた。

3人は、三重テレビで放送されている番組をみていた。

テレビの画面にCMが映っていた。

松山市に本社がある不動産販売会社(2018年に会社更生法によって倒産した)の分譲マンションのCMであった。

デッキチェアにもたれてラジオを聴きながら水辺でたわむれる妻と小さな娘を見守る夫…

幸せいっぱいの家族の映像とともに、チューリップの歌で『サボテンの花』が流れている。

夫が水辺にいる妻を抱き上げるシーンが映っている時、ぐてーと寝っ転がっている六郎はあつかましい声で『お前もああ言う家庭を持てよ。』と和子に言うた。

和子は『そんなこと言われても困るわよぉ~』とハンロンした。

政子はあつかましい声で『それじゃあ、なんで習い事せえへんの?』と和子に言うた。

ブチキレ起こした和子は、テレビのコンセントを抜いて画面を消した。

(ドカドカ…ピシャッ!!)

和子は、居間のふすまをピシャッとしめて出て行ったあと、自分の部屋に閉じこもった。

イカクされた政子は、オタオタおたついている。

ぐてーと寝っ転がっている六郎は『白馬の王子さまは、いつになったらうちに来るのか…』とブツブツ言いながら鼻くそほじっていた。

たつろうさんの実家の家族は、どこのどこまで無関心を通す気なのか(ブツブツ…)
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