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乳房星(再リフォーム版)
第51章 さざなみ
1月中旬から末頃にかけての間、A班のメンバーたちはオーストラリアの東海岸周遊ルート(1~2週間でめぐるコース)にあたる地域で1日も休まずに活動を続けた。

B・C・Dの3班のメンバーたちも、1日も休まずに世界各地でお仕事を続けた。

2月中も、全メンバーたちは1日も休まずに世界各地で活動を続けた。

その間、日本で新たなもめ事が発生した。

時は2月21日の正午(ひる)過ぎのことであった。

尾鷲市内のたつろうさんの実家にて…

逸郎さよこ夫婦が家出して行方不明になったので、実家の家族たちと地区の人たちがものすごく困っていた。

家の庭先で、和子がセンタクをしていた。

(ジャブジャブジャブジャブ…)

「えーん、なかなか減らない…」

家のセンタク機が壊れたまま放置されているために、大きめのタライに井戸水とシャボン(洗剤)を入れて、センタク板を使ってゴシゴシとこする方法でセンタクをしている。

さよこが家出して以降、センタクものが放置されていたので、汗くさいにおいがジュウマンしていた。

「キーッ!!できんもう!!」

イラついた和子は、右足でセンタクものが入っているかごをけとばしてぐちょぐちょに汚して放置したあと、そのままパチンコ店へ遊びに行った。

その一方で、地区の漁師さんたちも困っていた。

漁船の修理が得意な逸郎がいない。

逸郎がいないから、漁船の修理ができない。

メーカーに修理を依頼したいけど、大金かけるのがイヤだから逸郎に頼んでいた。

そのうちのひとりの漁師さんは、自分の力だけで漁船のエンジンをダメもとで修理を試みた。

しかし…

(キュルルルルルルルル…プスッ…)

エンジンが動かなくなった。

「えーん、エンジンがかからなくなった…どうしよう…動いてくれぇ~」

漁師さんは、何度もエンジンをかけてみた。

けど、アカンかった。

「ワーンワーン…漁船が壊れた~ワーンワーンワーンワーンワーンワーン…」

漁師さんは、激しく泣き叫びながらハンマーで漁船のあちらこちらを破壊した。

他の漁師さんたちも、漁に出られなくなったと言うて泣き叫んでいた。

ああ、なさけないわホンマにもう~…
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