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乳房星(再リフォーム版)
第72章 結婚するって本当ですか・その2
「かあさん!!ええかげんにせえよ!!」
「そないに怒ったらおかーさんしんどいのよ!!」
「かあさんは、さっきからむき出しになっているテーブルばかりをみてはるけど、気になることでもあんのかよ!?」
「気になるわよぉ…たつろうと職場の人たちに招待状を送ったのにきてへんけん、事故に巻き込まれたのではないかと思って…」
「かあさんがカンケーない家に招待状を送ったけん、こななことになったんだろ!!」
「たつろうは小関の家にムコに行ったけど、血をわけたおやきょうだいなのよ!!」
「やかましいだまれ!!」

みつろうに怒鳴られた政子は、両手で髪の毛をかきむしりながらキーッと怒った。

和子は、シラけた目つきで政子を見つめた。

六郎は、ひどくコンワクしていた。

政子は、たつろうさんとイワマツグループの全メンバーたちに実家のリフォーム工事代を払ってとお願いする目的で招待状を送った。

ゆりこは優香のハトコとお見合いして、とんとん拍子で結婚を進める…

私がゆりこにフラれたので、なんとかしてあげたいから和子とお見合いして結婚させる…

めでたく婚姻関係が成立したら、リフォーム工事代を全額払ってもらう…

和子は家事全般ができないが、メイドさんたちなどがいるからなーんもしなくてもいい…

政子六郎夫婦やみつろう優香夫婦が金銭トラブルを起こした際にはイワマツの外交力で解決できるからなーんもしなくてもいい…

…と政子六郎夫婦とみつろう優香夫婦は考えていた。

しかし、アテが外れた。

この時、たつろうさんの実家の預貯金は0だったと思う。

政子六郎夫婦の思惑が外れたけど『まあ、どうにかなるさ。』とノンキにかまえていた。

遠くでけんちゃんと一緒に様子をみていたてつろうは『あななナマクラの両親とドアホ兄夫婦のいる実家(いえ)なんかすててやる…』と激怒した。

同時に、なまじ自分探しをしていたわが身を反省した。

けんちゃんとてつろうは、再び旅に出た。
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