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乳房星(再リフォーム版)
第80章 恋一夜・その2

「(機械工の主任)くんのお見合いが原因じゃないのかなぁ…蔵本くん、こない言うてたわ…『給食サービスや家事代行サービスにイソンしていたら、嫁はんもらえんなる…』って…せやけんうちは『それだったら貯金したら』と言うたんよ…そしたら蔵本くんが『給食サービスと家事代行サービスを破棄せえ!!』と怒ったんよ。」
「それで契約破棄してしまったのね。」
「蔵本くんがこわいから、やむなく破棄したのよ…せやけど、『男子チュウボウ入るべからず』と言われて育ったのに、自立なんてできるわけないわよ…そんなことよりも、そう言った不満は他の従業員さんたちも抱えているんじゃないの?」
「せやけど、うちは経営が苦しいけん従業員さんたちのお給料をあげることができんのよ…蔵本くんたち独身男性従業員さんたちには悪いけど、景気がよくなるまでガマンしてもらうことにしたわ。」
「そうは言うけど…」
「再来年(2002年)にサッカーワールドカップが開催されるのよ…その時になったら景気が回復すると経済評論家の先生がテレビでいよったんよ…そしたら従業員さんたちに金一封が出せるのよ。」
奥さまがわけのわからへんことを言うたので、政子はあきれ声で言うた。
「奥さま、わけのわからへんこと言わないでよ景気があがるまで待てと言うけど、その間に従業員さんたちの不満が高まったらどないするのよ?」
「本当に再来年になったら景気があがりますとテレビでいよったんよ。」
奥さまが大パニックを起こした時に、郵便配達の応対で席を離れていた六郎がおたついた声で政子に言うた。
「おーい、たいへんだ!!みつろうが離婚届を送ってきたぞ!!」
「えっ?離婚届?」
この時、みつろうが好きな女ができたので離婚することを訣意(けつい)したことを家族が知ったので、パニックが拡大した。
「それで契約破棄してしまったのね。」
「蔵本くんがこわいから、やむなく破棄したのよ…せやけど、『男子チュウボウ入るべからず』と言われて育ったのに、自立なんてできるわけないわよ…そんなことよりも、そう言った不満は他の従業員さんたちも抱えているんじゃないの?」
「せやけど、うちは経営が苦しいけん従業員さんたちのお給料をあげることができんのよ…蔵本くんたち独身男性従業員さんたちには悪いけど、景気がよくなるまでガマンしてもらうことにしたわ。」
「そうは言うけど…」
「再来年(2002年)にサッカーワールドカップが開催されるのよ…その時になったら景気が回復すると経済評論家の先生がテレビでいよったんよ…そしたら従業員さんたちに金一封が出せるのよ。」
奥さまがわけのわからへんことを言うたので、政子はあきれ声で言うた。
「奥さま、わけのわからへんこと言わないでよ景気があがるまで待てと言うけど、その間に従業員さんたちの不満が高まったらどないするのよ?」
「本当に再来年になったら景気があがりますとテレビでいよったんよ。」
奥さまが大パニックを起こした時に、郵便配達の応対で席を離れていた六郎がおたついた声で政子に言うた。
「おーい、たいへんだ!!みつろうが離婚届を送ってきたぞ!!」
「えっ?離婚届?」
この時、みつろうが好きな女ができたので離婚することを訣意(けつい)したことを家族が知ったので、パニックが拡大した。

