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乳房星(再リフォーム版)
第81章 星空のディスタンス
午後4時頃に、ドデガホンのラジオの電源を入れてNHKラジオ第二放送の気象通報をテープに録音しながら聴いた。

ひととおり録音したあと、メモをとる。

メモを取ったあと、メモ通りに天気図を作る。

正午の気圧配置図ができあがった。

それによると、四国沖に低気圧が停滞している。

そのうんと下に小笠原近海から日本のはるか東へ向かっている台風から湿った空気が低気圧と四国山地に停滞している秋雨前線に向かって流れていた。

前線の活動が活発になった上に、南風と東風がぶつかる四国山地の南側で大気が非常に不安定になっていたので、乱気流が発生しやすくなっていた。

足摺岬と室戸岬で、南寄りまたは東寄りの風で風力6以上で雷雨…

九州南部や沖縄奄美の観測地点でも、同じ風向きで風力6以上で雷雨であった…

このような気象状況では、インドシナ半島へ向かうことができない…

どないしょー…

(ピリリリリ…)

夕方5時頃、ケータイの着信音が鳴ったので電話に出た。

電話は、(高松地方)気象台からかかってきた。

私は予報主任の人から夕方5時発表の天気予報を聞きながらメモを取る。

それによると、太平洋側では台風から流れてくる湿った空気で前線が活発になるために、雨で雷を伴って非常に激しく降る…瀬戸内側は山地を中心に雷を伴った強い雨が降るけど、愛媛県は曇り時々雨・香川県は曇り一時雨…夜遅くに晴れ間が見えると伝えられた。

それから40秒後に、神戸の海洋気象台から電話がかかってきた。

それによると、四国沖と九州南方海上~沖縄方面の海域に海上暴風警報が発令されたと伝えられた。

北寄りまたは南寄りの風向で、3日の明け方までに50ノット(風速25メートル)…場合によっては80ノット(40メートル)で大荒れになる。

またフライトスケジュール変更を強いられた。

瀬戸内海と長崎西海上には、海上警報が発令されていないので、瀬戸内海を通ってチェジュ島へ向かうルートに変更して運行を再開することになった。

夜9時頃、専用機は予定より3時間遅れて高松空港を出発した。
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