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乳房星(再リフォーム版)
第92章 いかさまだらけのルーレット
10月7日頃であった。

イワマツグループの全メンバーたちが1日も休まずに世界各地で活動を続けているのに、たつろうさんの実家でいらんもめ事が発生した。

あれは午前11時過ぎのことであった。

たつろうさんの実家の近辺の通りで、5歳の男の子を抱っこしたええかげんな女がソワソワした様子で歩いてた。

女は、たつろうさんのもうひとつの姉・楢木(ならのき)イト(40歳・政子の前の前のつまらん夫の連れ子)であった。

イトは、何しにこの集落へふらりとやって来たのか?

ところ変わって、たつろうさんの実家にて…

大広間のテーブルに、たつろうさんの実家の家族と日奈子の家族3人が向かいあって座っている。

テーブルの上には、給食サービスで注文したかっぽう重が並んでいる。

日奈子は、両親のお望み通りにてつろうと結婚するために女医をやめて、農家の主婦になると決心した。

日奈子の両親は、日奈子が両親の思いに答えたのでせいせいしたと言うて自慢げにふるまっている。

六郎は、ほろ酔い気分の日奈子の父親に対して冷酒をついだ。

「さあさあ、おとーさま。」
「おおきに。」

日奈子の父親が持っているタンブラーに、冷酒が注がれた。

日奈子の父親は、タンブラーに入っている冷酒をいっきょにのみほしたあと、得意げな声で言うた。

「これで、理想通りのローゴを送ることができるけん、大満足じゃ。」
「せやねぇ。」

日奈子の母親は、自慢げな声で言うた。

「今まで、大学の研究所のお仕事ばかりで孫と過ごす時間がなかった…でも、これからはかわいい孫たちに囲まれて暮らすので、大満足ですわ…ホホホホホホホホホホホホ。」

政子も、得意げな声で日奈子の母親に言うた。

「孫ちゃんも大喜びねえ。」
「ホホホホホホホホ、もちろんよ…これからは365日『ジイジ』『バアバ』と呼ばれる毎日が送れるから幸せいっぱいよ…ホーッホホホホ…」

日奈子は、ものすごくしんどい表情を浮かべながらかっぽう料理を食べている。

その時に、日奈子の父親が得意げな声で日奈子に対して言うた。
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