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乳房星(再リフォーム版)
第92章 いかさまだらけのルーレット
ところ変わって、診療所にて…

「いたいいたい…ぐすんぐすんぐすん…」

浴室でふたりの看護婦さんが男の子の身体を洗っていた。

男の子は『しみる、いたい…』と言うて泣きよった。

男の子は、内またとその周囲にじゅくじゅくした傷があると診断された。

じゅくじゅくした部分から生じたかゆみが下半身じゅうに広まったことによって、ひどいかゆみが起こっていた。

きれいに身体を洗ったあと、エタノールで傷口を消毒して、オロナインナンコウ(処方せん用)をつけてかゆみをしずめた。

男の子は、イトの子ではなくイトが知人に頼まれて預かっていた子で、ムコセキであった。

そのため、日奈子は医師からアレコレとめんどいことを聞かれたけん、えらいナンギした。

結局、治療費は全額負担となった。

日奈子は、処方せんのオロナインナンコウを受け取ったあと、男の子を連れて帰宅した。

さわぎを起こしたイトは、政子六郎夫婦に『ヤクザに追われているけんこわい…』と言うた。

政子六郎夫婦は『ほとぼりがさめるまでここにおれ。』と言うてイトを甘やかした。

男の子の母親は、イトに子どもを預けたあと暴走族のカレシとバイクに乗って行方をくらませた。

父親は、出入りしていたヤクザの事務所の上納金(ゼニ)と組長の妻を奪って逃亡中であった。

政子六郎夫婦は、一刻でも早く問題を解決しなければならないのに『時がたてば解決できる。』と言うて放置した。

この一家は…

もめ事を解決する努力をせえへんけん、ホンマにアカンのぉ~
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