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乳房星(再リフォーム版)
第131章 夜空
「イワマツグループのオーナーさまでございますね。」
「ああ、(通販会社)の前の社長さま…はじめまして…よろしくお願いいたします。」

名刺交換のあと、ざっくばらんに会話を交わす。

このあとも、6~7人の経営者さまたちと名刺交換を交わした。

正午を10分過ぎた頃に、イベントが開催されるコートに観客が入る。

出場者のみなさまは、正午前に楽屋へ戻って準備を整える。

12時半頃であった。

オーソリティ前のコートにたくさんの人たちが集まっていた。

ステージの最前列から4番目のところに、波止浜の母子保護施設で暮らしていた私と同い年の子たち(男の子は所帯持ち、女の子はシングルマザーかおひとりさま)と現在施設で暮らしている母子たちとヨリイさんとマァマがいた。

一行たちは、開催される時を待っている。

ゆりこは、ヨリイさんとマァマのそばに座っている。

マァマの横に、ジョーくんの家族(夫婦と娘3人)が座っている。

ヨリイさんの近くに座っているりほちゃんが私は何番目に歌うのかとジョーくんにたずねた。

「ねえ、よーくんは何番目に歌うのかなぁ~」

ジョーくんは、りほちゃんに私が歌う順番を言うた。

「よーくんは、一番最後の組で歌う予定だよ…よーくんが歌う歌は五木ひろしさんの歌で『夜空』だよ。」

ジョーくんは、ひと間隔おいてりほちゃんに言うた。

「よーくんがちいちゃい時、先生と一緒に『想い出のリズム』(南海放送ラジオ)を聴いていた…その時に聴いた歌だよ…その時のことは、りほちゃんも知ってるだろ…」
「りほ、その時ヨーチエンに行ってた…だから知らなーい…」

そんな中で、ゆりこはひとりでしょぼくれていた。

午後1時、ステージの両サイドに設置されているスピーカーからファンファーレが鳴った。

総合司会の女子アナによるタイトルコールで始まった。

映画『サウンドオブミュージック』の劇中歌『ドレミの歌』に合わせて、東西両軍40組80名さまの経営者さんたちがステージに上がる。

私は、40組目の東軍の出場者と一緒に一番最後に上がった。

40組80名さまの出場者がそろったあと、開幕式に入る。

審査員は今治市長が審査委員長で、市議会議員13名・プロの作曲家先生4名・通町のカラオケ喫茶店経営者夫婦の20人である。
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