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乳房星(再リフォーム版)
第147章 生きてりゃいいさ
「あの~、どこの国のパスポートですか?」
「アメリカ合衆国のパスポートですが…」
「これ、本物のパスポート?」
「(ムッとした声で)それ、どう言う意味ですか!?」
「本物のパスポートかどうかと聞いているのだよ…」
「そんなん聞いてどないしたいねん!?こっちは一刻も早く出国したいのです!!」
「わかってますよぅ~」
「本物のパスポートの写しなのに、なんで応対せんのぞ!!」
「もうすぐ、出国担当の人が到着します…ですが、パスポートだけではわからない部分があるので、もう1枚書面を出してほしいのです…」
「はぐいたらしいクソジジイやのぉ!!」
「クソジジイはよけいだ!!」
「クソジジイをクソジジイと言うたらいかんのかボケ!!あんたらは、外国籍の人が困ってはるのに、なんでこななめんどいことせなアカンねん!!」
「あの~…コセキがどうなっているのかが知りたいので、書面をお願いしますと言ってるのです…」
「はぐいたらしいクソジジイやのぉ~コセキコセキコセキコセキコセキ…あんたらの言うコセキってなんやねん!?」
「コセキと言うのは、コンバインやトラクター…」
「それは井関農機(松山が創業地の農機具メーカー)やろが…コンバインやトラクターの話ししよらんと、はよせえや!!」
「ですから、コセキが知りたいのです…」
「なんでコセキを調べるんぞ!!コセキとはなんやねん!?」
「ですから、恐竜…」
「それは化石!!」
「ああ~、歯医者さんがしているあれ…」
「それは歯石!!」
「ああ~、コセキと言うたら…きょうもきてへん…」
「それは欠席!!」
「ああ~、思い出した!!」
「オドレらはふざけとんか!?出国したいといよる外国籍の人をブショクするだけブショクしといてひとこともわびんのか!?日本の国のコームインは、くだらんギャグをかますこととたばこプカプカ吸うことが仕事なんやねぇ…ふざけんな!!」

私は、全身をブルブル震わせて怒鳴りつけたあとニュウカンから出ていった。

今回は、申請できずに終わったが、一刻も早く出国しないとつぶれてしまう…

私の気持ちはひどくあせっていた。
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