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スリルと快感
第8章 克彦さんとの別れ
克彦さんから息子に向けて何が書かれていたか私はわからない

克実は父親の会社を守るため、大学卒業後に後を継ぐことになり私は退いた

克実が出社して、火事を済ませると何もすることがなかった
そうすると考えてしまうのが克彦さんのこと

調教部屋の中で思いに更けるか大泣きするしかなかった
泣きながら自分を慰める私

自ら首輪をして、おもちゃを手に取り鏡の前に立ちオナニーをした
克彦さんの名前を呼びながら……

それが私の日課になった
やめなければ、何か違う趣味を見つけなければ……と思ってもやめることはできなかった
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