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第14章 14★

｢優馬…もう1回行けるか?｣
｢まだするつもりなんですか?｣
佐久間は肩を竦めた。
｢だって1日1回だけだと大した金額にはならないぜ｣
俺はぐっと押し黙る。ケイの手術費をなるべく早く稼ぎたい。早くケイを重い病気から解放してあげたい。
｢……分かったよ、好きなだけヤれよ｣
｢じゃあ四つん這いになってケツを俺に向けろ｣
俺は佐久間の言う通りに尻が佐久間のように向くように四つん這いになる。
｢俺の精液を零さないようにしているのエロいな～｣
｢あんまじろじろ見んなッ!!馬鹿ッ!!｣
俺の後ろをじーっと見ている佐久間に俺は怒鳴った。佐久間は肩を竦め、また硬度を保っているソレを掴んで俺の後腔に宛がう。
｢くぅッ…｣
1回目ほどの激痛はない佐久間のソレを挿れるのは痛くて苦しい。俺は躰を支えている腕に力を込める。
｢ふぅ…やっぱりまだキツいな｣
佐久間は熱い吐息を吐いて俺の腰を掴んでゆっくりと腰を動かし始めた。
｢…ンッ…あッ…アンッ…｣
俺の中のしこりを執拗に抉る佐久間…強すぎる快感に頭がどうかしてしまいそうになる。1回目より感じている俺を佐久間がほくそ笑んで動きを早めた。








｢ふッ…あっ…ま、待って…佐久間…｣
情事を終えた俺と佐久間はお互いの精液でべとべとになった躰をキレイにするためにバスルームに来たが、俺が躰を洗い終えると佐久間が躰を密着させて来た。
｢中に出したのを出さないと大変なことになるよ｣
佐久間はそう言って、俺の後腔に指を挿れた。俺はバスルームの壁に手を着く。
｢ふくッ…んんッ…｣
中の精液を掻き出しているだけのはずなのに、佐久間の指がやたら俺の感じる場所を掠める。
｢中の精液を掻き出しているだけなのに、ずいぶんエロい声を出すね?優馬?｣
佐久間のからかうような声に、俺は佐久間がわざと俺が感じる場所を触れていることに気付く。
｢ま、まだ…ヤんのか…よ｣
｢…だって優馬のエロい躰を見たら勃ってしまっただもん｣
｢だもん…じゃあ…あッ…くッ…｣
佐久間の指が俺の中のしこりを弄る。
｢ああぁッ…んッ…くッ…ふッ…んんッ…｣
｢優馬は前立腺を弄られたり、突かれたりするのが好きなんだな｣
｢ぜ、前立腺…?｣
俺が首を傾げると佐久間はあぁ…と頷いた。