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それでも僕は
第16章 16※



何故、黒崎は身体を売っているんだろうか?セックスがシたいだけなら不特定多数に身体を売る必要はないはずだ、黒崎ほどキレイな男なら抱いてくれる男性は多いだろう。俺と黒崎は身体の関係があるだけで、あまりプライベートまで踏み込むのは良くないのは分かる。それでも黒崎への興味を抑えることは難しかった。
「夕飯の用意ができました…お運びしてもよろしいでしょうか?」
「あぁ、頼む」
女将は夕飯を運ぶ、夕飯の支度が終わり、女将が去ったのを見た俺は寝ている黒崎を起こす。
「……おい、起きろ」
「…んっ」
黒崎の目がゆっくり開く、黒崎は俺の膝の上から頭を退け、目を擦る。
「………残念、もう少し起きるのが遅かったらキスしようと思ったのに…」
俺の冗談に黒崎は露骨に嫌な顔をした。
「そんなに嫌な顔をしなくても良いだろ」
あまりに嫌そうな顔をする黒崎に俺は苦笑する。
「………さあ、食うぞ」
俺と黒崎は懐石料理を食べる。腹を満たした俺は黒崎の膝の上に頭を乗せてゴロゴロする。アイツにもこうやって甘えていたっけ?………やっぱりアイツに甘え過ぎて重荷になってしまっただろうか?
「おにい…」
「名前で呼んでよ、黒崎」
急に甘えだした俺に黒崎は困惑する。
「城田さん、どうかしたのか?」
「……ちょっと感傷的になっているだけだから気にするな」
ますます困惑する黒崎、困っている黒崎も可愛いな…と俺は脳天気なことを考えていた。
「そろそろ露天風呂に行こうか」
「あ、ああぁ…」
俺は黒崎の膝から頭を退かし、立ち上がり、黒崎を連れて露天風呂に向かった。
「ふう…」
先に露天風呂に入って黒崎を待つ、高い金を払っただけあって露天風呂の眺めは最高だった。
「遅かったな」
小さいタオルを腰に巻いただけの黒崎が露天風呂に入る。
「もっとこっち来いよ」
少し離れた場所に腰を下ろした黒崎の腕を引き寄せ、後ろから抱き締める。
「せっかくキレイな躰しているんだから触らせろよ」
「……っ…」
俺はキレイに鍛えられた黒崎の躰に触れる。俺が黒崎のボディラインをなぞるとビクッと震える。
「ふッ…んッ…ま、待って…あッ…」
声を抑えようとする黒崎がエロく、もっとイジメたくなる。
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