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水沢夏希27歳、開花
第2章 面白いお店
「大丈夫?」

黒岩が夏希に視線を向け、夏希の手を握る。

「大丈夫です……ちょっと刺激が強すぎて……」

自分の手が汗ばんでいることに気付いた夏希が手を離そうするが、逆にギュッと握られてしまう。

あぁっ……どうしよう……自分の体の火照りを悟られたくない夏希が焦るが、黒岩は手を離さない。

「これがほんとの飴と鞭ね」

ギャラリーにも聞こえるように言って女王様が乗馬鞭と電マを持ち替え、高く掲げて店内にアピールする。
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