この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
きっかけは十人十色
第10章 実質の初デート
相変わらず15分前に木山さんは待ち合わせ場所に現れた。
俺の姿を見つけると小走りに駆け寄って来た。時間あるから大丈夫なのに、とは思うものの、嬉しいものがある。
「お待たせ」
「ううん、さっき来たばっかりだし、全然待ってないよ」
「それなら良かった。早めに来るようにしてるけど、毎回先にいてくれるから」
と髪をかき上げた時に、縦に並んだデザインのパールイヤリングがちらりと見えた。小振りだけど、センスいいな。
涼しげなサックスブルーのワンピースに、髪はふんわりと緩く巻いてある。あ、ペディキュア…。ピンクベージュは手の指の色と合わせたらしい。
「…櫂?」
「あ、ごめん。服装、いいなと思って。似合ってる」
途端に、木山さんの頬に赤みがさした。
「い、行こう。映画遅れちゃうと悪いし」
そう言って、先だって歩き出したのは照れ隠しだと察して笑みがこぼれた。
/173ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ