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きっかけは十人十色
第21章 市場調査
長時間のデスクワークは、やはり肩が凝ってしまう。
湯船に浸かりながら、首から肩にかけて凝り固まった筋肉をゆっくりと揉みほぐしていく。
「痛てて……」
仕事に取り組んだ証拠なのだろうが、地味に痛い。早く寝て、少しでも疲れを取った方がいいだろう。
でも、昼間に田嶋先輩に相談をした為か、詩乃の声が聞きたくてしょうがない。
そこまで高い声ではないが、落ち着いたトーンで耳心地がいい。声フェチではなかったはずなのだが。
いつ話したっけか。
――つい昨日話したばかりだ。
今日は帰りが遅かったし、寝てるところを起こしてしまったら申し訳ない。
そう思いながら、ふあぁぁ、と長いあくびを響かせると身体を湯船に預けた。
髪をタオルで拭きながら、帰ってから携帯を見てなかったことを思い出して、置きっぱなしにしていた携帯を手に取った。
ランプがチカチカと点滅している。
着信か?違う、メッセージだ。
今は10時半を回っている。
充電が必要だったとは言え、すぐに見る癖つけないとだな、と反省しながら画面を開いた。
湯船に浸かりながら、首から肩にかけて凝り固まった筋肉をゆっくりと揉みほぐしていく。
「痛てて……」
仕事に取り組んだ証拠なのだろうが、地味に痛い。早く寝て、少しでも疲れを取った方がいいだろう。
でも、昼間に田嶋先輩に相談をした為か、詩乃の声が聞きたくてしょうがない。
そこまで高い声ではないが、落ち着いたトーンで耳心地がいい。声フェチではなかったはずなのだが。
いつ話したっけか。
――つい昨日話したばかりだ。
今日は帰りが遅かったし、寝てるところを起こしてしまったら申し訳ない。
そう思いながら、ふあぁぁ、と長いあくびを響かせると身体を湯船に預けた。
髪をタオルで拭きながら、帰ってから携帯を見てなかったことを思い出して、置きっぱなしにしていた携帯を手に取った。
ランプがチカチカと点滅している。
着信か?違う、メッセージだ。
今は10時半を回っている。
充電が必要だったとは言え、すぐに見る癖つけないとだな、と反省しながら画面を開いた。