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嘘の数だけ素顔のままで
第10章 孤立【2】
 ママンは片膝を立てた。スカートの空洞は影になっていて暗い。小人が鼻の下をのばしたママンの口の中で溺れている最中、女のからだは穴だらけだ、とコトブキは思った。しかし、

 スカートが捲れ上がっていくうちに暗がりにはもうひとつ理由があることがわかった。ストッキングは大事なところに小窓がついていた。黒い叢は毬藻のような形をして毛羽立っていた。ママンはノーパンだった。

 小人は慌てて、これ以上頭に血を上らせるな! とコトブキに直接テレパシーを飛ばしてきた。小人は粘膜という粘膜に上下左右、予告なしに小突き回された。

 ママンの涎はエイリアンの体液のようにベトベトしてて小人は自分のからだがママンの口の中の一部になった気がした。目が回る……ぐるぐるぐる。

 小人は全身を硬直させたまま泡を吹いた。小人が双頭を唇で引っ張られながら外に出て、ようやく解放されたのはそれから間もなくのことだった。


「すっごいハンサムちんぽ」

 ママンはそう言って小人を褒めた。小人はレディからそうやって敬意を示されたのは初めてだったので口を引き締めていま一度やる気をだした。生まれつき奇形だが、生まれつき超合金のようなボディをしている、それが小人だ。

 そうやって強がってみせる小人を、セクシー、セクシー、と観客は言ってこの小さな巨人を励ました。ママンはやにわに小人を握りしめてビンタを強要した。頬の次は鼻っぱしを、

 鼻っぱしの次は濡れた唇を、唇のあとは氷柱のように涎の垂れた顎を、小人は風を切るように全身を撓らせた。


「ああ……若いっていいわ」

 そう言ったママンは、でも足りない、もっともっと、とうわ言のように繰り返しベロのうえで小人をめちゃくちゃに振りたくった。小人は再び目を回して泡を吹いた。


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