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Honeymoon
第4章 一夜 …恐れと嗜虐
この人がどんな人か、私は忘れていたのだろうか。
そんな願いが聞き届けられる筈もない。
ちゃり、という軽い金属が重なる音が背後から聞こえた。
軽く頭を上げさせた男が普通よりも華奢なベルトの様なものをこちらの目の前に差し出した。
「………え?」
それを私の口に噛ませると後頭部の留め具でばちんと固定した。
「んんっ!?」
戸惑って籠った声を漏らした私はこれが猿轡という役割を果たすものだと気付いた。
そして刹那、最初に味わった様な恐怖がぞくりと背筋を這った。
『これ』を必要とするような事をされるのだと。
後ろから伸びた男の手が私の両胸を強く掴んだ。
その度に彼の指先から歪にはみ出た乳房の肉が形を変えてひしゃげる。
「んむぅ」
そこに気を取られる前に押し上げた膣奥の口を剛直が抉る。
突かれる度に私の体も前後にがくがくと大きく揺さぶられる。
痛くて痛くて苦しくて辛くて。
でも和泉さんをこれ以上裏切りたく無かった。
それならいっそ壊れても良いとあの時指輪を見ながら思った。
そんな願いが聞き届けられる筈もない。
ちゃり、という軽い金属が重なる音が背後から聞こえた。
軽く頭を上げさせた男が普通よりも華奢なベルトの様なものをこちらの目の前に差し出した。
「………え?」
それを私の口に噛ませると後頭部の留め具でばちんと固定した。
「んんっ!?」
戸惑って籠った声を漏らした私はこれが猿轡という役割を果たすものだと気付いた。
そして刹那、最初に味わった様な恐怖がぞくりと背筋を這った。
『これ』を必要とするような事をされるのだと。
後ろから伸びた男の手が私の両胸を強く掴んだ。
その度に彼の指先から歪にはみ出た乳房の肉が形を変えてひしゃげる。
「んむぅ」
そこに気を取られる前に押し上げた膣奥の口を剛直が抉る。
突かれる度に私の体も前後にがくがくと大きく揺さぶられる。
痛くて痛くて苦しくて辛くて。
でも和泉さんをこれ以上裏切りたく無かった。
それならいっそ壊れても良いとあの時指輪を見ながら思った。