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教えて、あなたのキモチ
第2章 商談のお供
呼吸をするのも辛いくらいの重い空気。それから逃れるようにぐるりと周りを見渡すと、壁時計が目に入った。
ちょうどお昼前だ。
「眞鍋さん」
「…何?」
眉間にはシワが寄ったまま。
「お腹空きません?」
「時間が勿体ない」
「気分転換も必要ですよ」
「……」
「脳内にも栄養補給しないと」
「…分かった。一時間だけ休憩しよう」
「一時間もあれば十分ですよ。じゃあ、私何か買ってきますね。リクエストあります?」
「…プリン。会社がある通りの、角にあるコンビニのだ。カラメルソースがなければ焼きプリンでもいい」
「はい、分かりました。じゃあちょっと行ってきます」
「あぁ。気をつけて」
(プリンって…なんか可愛いかも。甘いの大丈夫なのね)
エレベーターを降りて会社を出ると、カシミヤのストールをしっかり巻いて指定のコンビニに向かった。
ちょうどお昼前だ。
「眞鍋さん」
「…何?」
眉間にはシワが寄ったまま。
「お腹空きません?」
「時間が勿体ない」
「気分転換も必要ですよ」
「……」
「脳内にも栄養補給しないと」
「…分かった。一時間だけ休憩しよう」
「一時間もあれば十分ですよ。じゃあ、私何か買ってきますね。リクエストあります?」
「…プリン。会社がある通りの、角にあるコンビニのだ。カラメルソースがなければ焼きプリンでもいい」
「はい、分かりました。じゃあちょっと行ってきます」
「あぁ。気をつけて」
(プリンって…なんか可愛いかも。甘いの大丈夫なのね)
エレベーターを降りて会社を出ると、カシミヤのストールをしっかり巻いて指定のコンビニに向かった。