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昴の大学生活
第18章 卒業式とその後…
桜「ねぇ…ところで…昴のそのプレゼントどうしたの?」

黙って聞いていた桜が先ほど帰ってベットに置いた物が気になったらしく…

昴「ああ…先輩達に挨拶した時に真菜さんにも挨拶した時に…何か社会人に必須アイテムだって…無理矢理渡された…」

桜「あっ!」

昴「??桜…何か知ってるのか?」

桜「…う、うん…多分…昴…開けて見て…」

首を傾げ箱を取って包装を外し箱を開けると万年筆と名刺入れとさらにネクタイピンとネクタイが数本入っていた…

昴「…へぇ…」

桜「…それね…真菜さんが社会人に必須だからって少し前に一緒に選びに行ったの…名刺入れと万年筆は真菜さんセレクト…後は私…」

昴「!!…そっか…ありがとう!真菜さんにもまたお礼言ってくれよ?」

桜「うん!タイプは違うけど多分雅司君にも届いたと思うよ?」

万年筆を取って見るとネーム入りになっていて凄く良い物だと分かる…それを見ていた父が…

父「クスクス…昴にはまだ手に余る代物だなぁ…」

昴「??何で?これそんなに高いの?」

父が昴から万年筆を取りキャップを取ってブランドロゴを見る…

父「凄いな…多分10万以上する…万年筆では有名なモンブランってブランドの万年筆だ…安くても五万はする…他も全部ブランド品だな…昴のスーツには合わないな…クスクス…卒業祝いにそれに合うスーツを仕立ててやるから…」

昴「はぁ…全く…これじゃ俊哉さん達はもっとやばいな…桜…総額いくら?」

桜は少し困ったように…

桜「…50万円位…私はダメって何度も言ったの…」

昴「…桜が言って止まる相手じゃないよ…雅司は知らないで使うんだろうな…」


桜「一応…純子ちゃんが知ってるけど…」

昴「ああ…まぁこれはいいや…そろそろマンション見に行って昼飯もどっかで食べないと…」

そう昴に言われて3人共立ち上がって部屋を出る…昴が父の車を運転してマンションまで連れて行き3LDKのマンションの部屋を案内した…オートロックは当然だが管理人常駐で防犯も良い周りはコンビニスーパーと駅までもそう遠くない場所だった部屋も収納スペースとウォーキングクローゼットもありキッチン文句なしのマンションに母があちこち見て回るのを桜が付き合っている。
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