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第6章 Love５：入れない男

「はぁっ……っんっ…どうしよう…だめっ…」

そして男性に後ろから挿入されているような快感さえ沸き起こってくる。

「お尻なのに…やぁっ…はぅんっ…んんっ…」

私の言葉は宙を舞うばかり、いや寧ろ言葉で応える代わりにどんどんと強く深く舌が出入りしつづける。

「んっっっ…！」

お尻を高く掲げたまま、私はクリトリスとはまた違った快感の山を越えてしまった。

太ももを伝うのは、冴島さんの唾液なのか、私の体液のか…冴島さんはそれを舌でレローンと舐めあげた。


片側で心許なく揺れていたリボンも、冴島さんに解かれて、私は下半身すべてをさらけ出した。

頭はモヤがかかったように上手く働かないまま、ただただ身体のどこかに冴島さんの舌が触れている。

「ふっ……んんっ……はぁ……ぁぅっ……」

私はそれに反応して口から息が漏れるだけの、人形のようだった。


「さくらさん、とても素敵ですよ」

腰から背中、肩から首筋、クリトリスからお尻の穴、どこに舌が滑っても私の中からは蕩けた蜜が溢れて垂れる。

「私の顔に跨がれますか？」

もう何がどうなっても良かった。冴島さんになら何をされても良かった。

ソファに仰向けに寝転んだ冴島さんの顔の上に跨ると、回された腕によって冴島さんの口に押しつけるように近づけられてしまった。