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blossom
第19章 Love18:見られた男
歯型は日に日に薄くなっていった。
しかし、夫のキスマークは消えかける前に新しいものが増えていく。
セックスの度に、他の男にどう抱かれたのかを事細かに問われた。初体験の相手である山根くんのことと佐野くんのことは、ある程度夫に正直に話した。そして用務員さんのこととHoneysの店長のことも、それなりに。
冴島さんとのことは、掻い摘んで5割程度話した。気持ちがまだ残っていることを悟られてしまいそうだったから。
洋食店の主人や吉田さんとショウタくんのこと、あとカウンセラーの涼くんのことは、どうしても切り出せなかった。
夫がそういった話を聞きながら興奮しているのはすぐに分かった。わざわざ嫉妬心をかきたてておきながら、私を自分のものだと抱くのだ。
冴島さんの言っていた〘寝取られ〙という嗜好なのだろう。私もそれをうまく加減しながら夫との時間を楽しんでいた。
Honeysのパートは続けていたけれど、店長とは少し距離を置くようにしていた。もちろん夫は疑い、嫉妬していたけれど、実際に何も無いので私としてはよい発奮材料くらいに思っていた。
そんなある日の昼間、冴島さんから連絡がきた。
1回きりの着信。
かけ直すべきか否か迷ったあげく、結局その日は放置してしまった。
しかし、夫のキスマークは消えかける前に新しいものが増えていく。
セックスの度に、他の男にどう抱かれたのかを事細かに問われた。初体験の相手である山根くんのことと佐野くんのことは、ある程度夫に正直に話した。そして用務員さんのこととHoneysの店長のことも、それなりに。
冴島さんとのことは、掻い摘んで5割程度話した。気持ちがまだ残っていることを悟られてしまいそうだったから。
洋食店の主人や吉田さんとショウタくんのこと、あとカウンセラーの涼くんのことは、どうしても切り出せなかった。
夫がそういった話を聞きながら興奮しているのはすぐに分かった。わざわざ嫉妬心をかきたてておきながら、私を自分のものだと抱くのだ。
冴島さんの言っていた〘寝取られ〙という嗜好なのだろう。私もそれをうまく加減しながら夫との時間を楽しんでいた。
Honeysのパートは続けていたけれど、店長とは少し距離を置くようにしていた。もちろん夫は疑い、嫉妬していたけれど、実際に何も無いので私としてはよい発奮材料くらいに思っていた。
そんなある日の昼間、冴島さんから連絡がきた。
1回きりの着信。
かけ直すべきか否か迷ったあげく、結局その日は放置してしまった。