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blossom
第4章 Love3:若い男
次の日、パートが終わると駐輪場に佐野くんが待っていた。
「お疲れ様です。あの、サンドイッチ、
作ってあります。嫌いじゃないですか?」
「ホント?なんかごめんね。材料費とか…」
「いらないっす。」
昨日と同じように佐野くんのあとについて行く。もう家までの道も覚えてしまった。
「桂木さん…」
自転車を止めてる私の横に佐野くんが近づいてきた。
「桂木さんの家庭を壊すつもりはなくて、まだ働いてもいない自分が何言ってんだって感じなんすけど、」
「え、ちょっと…どうしたの」
「やっぱダメっすかね?」
「まって、ちょっと、待って。とりあえず家…」
「そっすよね…すいません…」
部屋に入って、テーブルに向かい合って座った。
「あの…佐野くん?」
「昨日、その…一緒にいて、やっぱり思い込みじゃなかったと分かって、ですね」
「私、結婚してるからね…」
「何かあったら全部自分が悪いってことでいいですから、その…自分と…付き合ってください。」
「付き合うって…」
「一緒にいたいです、桂木さんと」
大きな体で正座して、赤い顔してこんな告白。こんなことがまだ私の人生に起こるなんて思ってもみなかった。
たとえ佐野くんの性欲の発散のためだったとしても、そういうことにしていた方が私も気持ちいいかもしれない。
「付き合うっていうか、時々会うことにしよう」
テーブル越しに言った。
「ハグ…してもいいですか?」
佐野くんの照れた顔につい絆されて、膝歩きで近づいてそのままぎゅっと抱きしめた。
「お疲れ様です。あの、サンドイッチ、
作ってあります。嫌いじゃないですか?」
「ホント?なんかごめんね。材料費とか…」
「いらないっす。」
昨日と同じように佐野くんのあとについて行く。もう家までの道も覚えてしまった。
「桂木さん…」
自転車を止めてる私の横に佐野くんが近づいてきた。
「桂木さんの家庭を壊すつもりはなくて、まだ働いてもいない自分が何言ってんだって感じなんすけど、」
「え、ちょっと…どうしたの」
「やっぱダメっすかね?」
「まって、ちょっと、待って。とりあえず家…」
「そっすよね…すいません…」
部屋に入って、テーブルに向かい合って座った。
「あの…佐野くん?」
「昨日、その…一緒にいて、やっぱり思い込みじゃなかったと分かって、ですね」
「私、結婚してるからね…」
「何かあったら全部自分が悪いってことでいいですから、その…自分と…付き合ってください。」
「付き合うって…」
「一緒にいたいです、桂木さんと」
大きな体で正座して、赤い顔してこんな告白。こんなことがまだ私の人生に起こるなんて思ってもみなかった。
たとえ佐野くんの性欲の発散のためだったとしても、そういうことにしていた方が私も気持ちいいかもしれない。
「付き合うっていうか、時々会うことにしよう」
テーブル越しに言った。
「ハグ…してもいいですか?」
佐野くんの照れた顔につい絆されて、膝歩きで近づいてそのままぎゅっと抱きしめた。