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満たされないシェアハウス
第10章 引き裂かれる?
私は今
まだ何も着ないまま
冬馬の胸の中

優しく抱き寄せられて
どのくらい
時間がたっただろう

冬馬は
珍しく口数少ないまま
時々私にキスをしながら
私を抱きしめていた

離れたくない

その言葉だけが
頭の中を駆け巡る

だって
性欲が満たされれば
セフレに用はないんだもの

でも冬馬は優しいから
こうして私を
抱きしめてくれてるんだろう

ほんとは
もう
この部屋から
出ていきたいんだろうけど

ぁぁ…
いつまでこうしてくれるのかな

離れたくないな

離れたくないよ

次はいつ
また
私を抱いてくれるのかな

だって
冬馬は
ほんとの恋人と
SEXしてると思いたいみたいで
私のこと
琴音って
呼んでくれてたんだもん

呼ばれたいな
名前

ほんとの恋人になる人
うらやましいな…


「冬馬…」

「ん?」

「気持ち…良かった?」

「良かったで。
もっとしたかったのに
いってもうた…ちゅっ…」

「…それなら、良かった」

恋人になれないなら
せめて
セフレという関係でいたいから

「あの…あのね」

「ん?」

「言ってね
して欲しいこととか、ちゃんと」

「…ありがとうな、ちゅっ…クチュ…」

あぁ…
このまま
ずっとずっと
キスをしてたい
もう一度抱かれたい

でも
そんなこと
恥ずかしくて言えないし
引かれそう

セフレが
しつこくなんて
しちゃダメだろうし
そんなことを言って
この関係を壊したくない

この関係を…

この
ただSEXするだけの関係を

身体以外のものを
手に入れることができない関係を

…っ…やだ、どうしよう




溢れてきちゃった

あたし

満足してるはずなのに

やっと冬馬に抱かれて

満足してるはずなのに…
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