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蜜月非行【1】 〜フリーズ・破廉恥ショー〜
第15章  ホリデー
 部屋に戻った優夏は、ベッドの上に移動した。

 優夏は、ここ1週間の自慰行為を思い出してみた。
 間違いなく、毎日最低1回、多い日で3回は自慰行為を行っている。
 その際、喘ぎ声も漏らしている。
 絶頂時には、毎回嬌声も上げていた。

 再び壁に近づき、耳を澄ます優夏。
♪バリバリッ...ガサゴソッ...ガンッ...
 引越しの片付けをしている、物音が聞こえる。

 このアパートは、全室同じ間取りの1K。
 寝具の場所は、必然的に同じになるはず。
 つまり、この壁の向こうで、高橋も寝てることになる。
 静まり返った夜、更に頭の向きが一緒なら…
 吐息すら聞こえてもおかしくない。

 そして、今一度考える優夏。

 気になるのは、イケメン高橋の帰宅時間である。
 優夏が自慰行為の最中と、高橋の帰宅時間が重なる部分が多いのだ。
 “全部とは言わないけど…”
 “半分は、気付かれてる可能性があるわ…”
 “特に今朝のオナニーは、まずかったな…”
 “熟睡してくれてれば、いいけど…”
 不安要素だらけの現実。
 優夏の顔が曇る。
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