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蜜月非行【1】 〜フリーズ・破廉恥ショー〜
第15章  ホリデー
 公園を出て、家路に向かう優夏。

 考えるのは、小林の指令。
 “オナ禁を決めたばかりなのに…”
 “隣に気付かれないようにしなければ…”
 “声さえ出さなきゃ大丈夫か…”
 “いやっ、そもそもそれが出来るかな?”

 今の部屋に住んで3年。
 これまで気兼ねなく、自慰行為を続けてきた優夏。
 声を上げてイクのが、普通になっていた。

 昨日、会社のトイレでした時も、駄目だと思いながら、声を出してしまった優夏。
 結果、水谷に聞かれてしまうという、失態を犯してしまう。
 その口止め料として、パンティを献上することになった。
 そして、ノーパンで帰宅する羽目に…。
 結果、男子高生にアソコを見られるという、大失態を演じてしまったのだ。

 優夏は思う。
 あの時、声さえ上げていなければと。
 いやっ!
 そもそも、会社でオナニーをしていなければ…
 いやっ!
 エロ下着での撮影会がなければ、発情することもなかったはず…
 いやっ!
 小林がイかしてくれたならば…

 そんなことを考えながら進む優夏。
 曲るべき交差点を、通り過ぎていた…。
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