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蜜月非行【1】 〜フリーズ・破廉恥ショー〜
第17章  セクシャル テイスト
 …
 下ネタで盛り上がる二人。
 優夏は、高橋の特異な性的嗜好の話をした。

 彼女が他の男ともSEXしていて、彼がそれを容認していること。
 その彼が、彼女から他の男とのSEXの話を聞いて、興奮することを。

 その話をしたら、由紀も驚いていた。
「ネトラレってやつよね。凄いわね…」
「でしょ」
「ホントにいるんだね、そんな人…」
「わたしも聞いた時は、驚きましたよ」
「それは間違いなく、変態の部類よね…」
「ですよね」

 そんな話の最中、水谷が現れた。
「なんの話ですか?」
「おっ水谷。いいところにきた」
 水谷を見て、座るよう指示する由紀。
「なんですか?なんか怖いな...」
 恐る恐る、椅子に腰を下ろす水谷。
「水谷、君の性的嗜好はなに?」
 いきなり、単刀直入に聞く由紀。
「なんですそれ?」
「人には言えない、君の変態性欲を聞いてるのよ」
「人には言えないって時点で、言わないでしょ」
 きっぱりと断る水谷。
 それを聞いていた優夏も、同意見だった。

 だが由紀は、水谷に詰め寄る。
「あるでしょ!SM好きとか露出症とか…」
「だから、言うわけないでしょ...」
「熟女好きとか、脚フェチ、下着フェチとか…」
 それでも食い下がる由紀。

「まじで、誰にも言わないで下さいよ...」 
 由紀のしつこさに負けたのか、水谷が答える態度になった。
 “えっ?言うのかよっ”
 あっさりと答えようとする水谷に、優夏は心の中でツッコんだ。
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