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第17章 　セクシャル テイスト

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　　15：03
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　～ 社長室 ～

　優夏は、現在小林が使用している、社長の机にいた。
　
　数分前、外出中の小林から連絡が入った。
　今日の打合せの資料を、印刷して持っていけとのこと。

　パソコンの電源を入れる優夏。
　パスワードの入力画面となり、聞いたパスワードを打つ。
　すぐに画面が切り替わる。
　そこに現れたのは、セクシーランジェリーでM字開脚する女の姿。
　首から上は写っていないが、優夏であることは間違いない。
　そのデスクトップ画面を見て、優夏の顔は真っ赤に染まった。

　乳房もアソコも丸見えの、オープン仕立ての下着。
　それは、3日前に撮られたものであった。
　乳首と秘部の箇所には、フォルダが配置され、隠されてはいる。
　その秘部を隠すフォルダ名には、❝小栗優夏❞の文字。
　中には、以前見せられた、優夏の恥ずかしい画像と動画があることは確実。
　それに、ここ数日で撮られた画像も加わっていると推測される。

　優夏は考えた。
　このフォルダを削除してしまえばと…。
　だが、思いとどまった。
　用心深い小林のことだから、他にもデータはあるはず。
　じゃなければ、優夏にパソコンを触らせるはずがないと考えたからである。