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蜜月非行【1】 〜フリーズ・破廉恥ショー〜
第3章  マジックショー
 …
 観客達が大移動する中、優夏の同僚達が、次のショーの準備に取り掛かる。
 予定より時間が押しているため、全員が必死に動いていた。

 一方の優夏は、会場に背中を向けた状態のまま、枷が外されるのを待っていた。
 “やっと、終わった…”
 安堵する優夏の元に、マリとエロックがやってくる。
「優夏さん、お疲れ様でした」
 マリはしゃがんで、優夏の膝に巻き付けられたガムテープを剥がし始める。
 するとエロックは、優夏の正面に立ち、不敵な笑みを浮かべた。
「では、これも剝がしましょう」
 と言うや否や、エロックは二つの山頂に貼られたシールを、一気に剥がした。
「きゃっ!!」
 悲鳴が上がり、隠されていた突起物が露わとなる。
「こりゃー凄い……ビンビンですねっ」
 勃起した乳首を見つめ、感心するエロック。
「いやっ!ちょっとー」
 身を捩る優夏だが、当然隠すことなど出来ない。
「では、カードも返してもらいますよ」
「えっ!ちょっ、ちょっと待ってっ」
 驚き、焦る優夏。
 そんな優夏の言葉など意に介さず、エロックは優夏の股間の前にしゃがみ込んだ。
 そして、ハート形のカードを押えていた紐を引き、カードを抜き取る。
「あぁっ!!ぃやんっ!」
 羞恥で声を上げる優夏。
 紐と化したビキニは陰裂に喰い込み、恥丘に生える陰毛が露わとなる。
 それを見つめるエロックが、内腿を伝う雫に気付く。
 その時だった。
 優夏の体が、大きなタオルで隠された。
「大丈夫か?」
 絶体絶命の場面に現れたのは、樹生だった。
「あぁ…みきお…」
 恋人の登場により、優夏は再び助けられた。

 その直後に枷は全て取り外された。
 やっと自由の身となった優夏は、バスタオルを押えながら回転台から降りる。

 こうして恥辱のマジックショーは、幕を閉じた………。
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