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第22章 　エピローグ

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　　19：19
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　～ クルーズ船内 イベント会場 ～

　熱気に包まれる会場。
　舞台中央には、直径1ｍほどの丸い台が設置されていた。
　優夏にとって馴染みのある、あの回転台である。
　そこで行われていたのは、尻相撲だった。

　台の上で背中合わせで立つ、男性とビキニ姿の優夏。
　その近くには、マイクを持つ高橋。
『それでは、尻を突き合わせて...』
　スピーカーから聞こえてくる高橋の声。
　男性と優夏は尻を突き出し、尻を接触させる。
　そんな2人を、固唾を呑み見守る観客達。
『はっけよーーーい』
　その合図に緊張が走る。
『のこったっ！』
♪ﾄﾞﾝｯ
　勝負は一瞬でついた。
『勝者。優夏山～～～』
　ガッツポーズで、勝ち名乗りを受ける優夏。

　片や台から落ち、悔しそうな男性。
　客席からも、落胆の声が聞こえてくる。
「また、負けた...」
「これで4連敗だぜ」
「あの女、強すぎるよ」
　優夏は負けなしで、連勝街道を続けていた。

　本日のイベントの一つ、尻相撲。
　尻相撲の参加費用は、1人別途5千円。
　優夏に勝てば、3分間の乳揉みタイムをGET。
　抽選で選ばれた5人のうち、ここまで4連敗。
　そして5人目、最後の男が舞台に上がる。