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第22章 　エピローグ

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　　19：40
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　～ クルーズ船内の一室 ～

　自分の出番を終え、控室に戻った優夏。
　黄色の三角ビキニを脱ぎ、全裸となる。

　次の衣装は、黒のバニーガール。
　網タイツに、ウサギの尻尾が付いたバニースーツ。
　カフスと蝶ネクタイを身に着けていく優夏。
　そして、ウサギの耳のヘアバンドを着ける。
　最後に、ハイヒールを履く。

　カーテンを開け、窓ガラスに全身を映す優夏。
　鋭角なハイレグで、長い脚が更に長く見える。
「かわいい。でもこれ、やばいかも…」
　優夏はガニ股となり、手鏡で股間をチェック。
　数本の陰毛が、ハミ出しているのに気付く。
「やだっ、もう…」
　網タイツの穴から指を入れ、ハミ毛を押し込む優夏。
　四苦八苦しながら、なんとか陰毛を収めた。

　そして、最終チェック。
　ガニ股となり、手鏡で入念に確認していると。
♪ｶﾞﾁｬｯ…
「えっ！？」
　突然ドアが開き、ガニ股姿のまま固まる優夏。
「あっ！.............」
　来訪者も、その光景を見て固まっていた。

　来訪者は、若い男。
　その若い男と、顔を見合わせる優夏。
　そのまま数秒が過ぎる。
「しっ、失礼しましたっ」
♪ﾊﾞﾀﾝｯ…
　若い男は、慌ててドアを閉めた。