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蜜月非行【1】 〜フリーズ・破廉恥ショー〜
第22章  エピローグ
 …
 体に触れることもなく、一人で絶頂に達した優夏。
「はぁぁっ…はぁぁっ…はぁぁっ…」
 優夏の目は虚ろで、放心状態であることがわかる。

 そして衝撃的な場面を目撃した雛子も、茫然としていた。
 社会人1年生の雛子には、刺激が強すぎたようだ。

 もちろん雛子も、自慰行為はしている。
 だが人の自慰行為は、漫画や動画では見たことはあっても、生で見たのは初めて。
 しかもそれが、会社の先輩なのだから。
 それに今のが、自慰行為なのかも分からない。
 性器に触れずにイクなんて、信じられないことであった。
 
 茫然とする雛子に、由利子が声を掛ける。
「どうだった?優夏ちゃんのノーハンドオナニーは…」
「あっ!はいっ?」
 由利子の声で、我に返った雛子。
 そして、由利子に聞く。
「ノーハンドって…ああ、なるほど…」
 単語を聞き、理解した様子の雛子。
「そうよ、これ覚えたら、どこでもイクことが出来るわよ」
「どこでも…」
「そう、会社でも、満員電車の中でも、どこでもよ」
 それを聞き、妄想を膨らませる雛子。
 その顔は、上気していた。

 ノーハンドオナニーに、興味津々の雛子。
 さらに質問をぶつける。
「あの…でも、どうやってるんですか?」
「それはね、骨盤底筋を刺激するのよ」
「こつばんていきん???…」
「ふふっ、今度、ひなちゃんにも教えてあげるわ」
「えっ!?あっ、いいや…その…」
 雛子の顔は、更に赤く染まった。
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