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蜜月非行【1】 〜フリーズ・破廉恥ショー〜
第5章  催眠術ショー
 …
 優夏は喘ぎ声を漏らしながらも、必死に耐えていた。

 そんな優夏を、黙って見つめる珍斉。
 “ほおぉ、なかなか頑張るのう”
 “だが時間もないことだし、そろそろ仕上げといくか”
 珍斉は、優夏の視界に入るよう、斜め前方に移動した。
 そして優夏に、ラッパを見せつける。

 それが何を意味するのか、優夏はすぐに分かった。
 “もうこれ以上は…無理よっ…”
 ここでラッパを吹かれたら、絶頂は免れないと確信する優夏。
「いやっ…おねがいっ…やめてっ…」
 優夏は目に涙を浮かべて、珍斉に懇願した。

 勿論、珍斉がそんな懇願など聞くわけなどない。
 珍斉は不敵な笑みを浮かべて、マイクを持った。
『優夏さんも限界でしょう。そろそろイっていただきましょうか』
 珍斉の言葉で、客席が騒めき始める。
「そうだ。イかしてあげよう」
「確かに、いい加減イかしてあげなきゃ可哀そうだ」
「そうだ、そうだ」
「優夏ちゃん我慢しないで、イっちゃていいぞっ」
「おおっその通り、姉ちゃんイっちゃいなよっ」
 優夏に絶頂を促す観客達。
 クライマックスに向けて、会場は大盛り上がりとなった。
 
 その様子を見て、満足げな表情を浮かべる珍斉。
『では皆様方。優夏さんのイクところを見届けましょう』
 そう言うと珍斉はラッパを咥えて、短く吹いた。
♪プッ…プーー
「あっ…あーー」
 蓄積され続けてきた快感に、新たな強い快感が加わり、優夏は体を震わせた。
 少し遅れて腰の動きも早くなり、更なる快感が全身を駆け巡る。
「うっ…やっ…ああ…だめっ…あぁっ…あぁぁぁぁ…」
 優夏は大きく目を見開き、嬌声を上げた。

 押し寄せた快楽の波は、想像を超えるものだった。
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