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先輩の彼女を調教してやった
第51章 広美が選んだ人は?
広美はインターホンの音に反応した。

「来た…」

小さく呟くと、一旦目を閉じて深呼吸をした。
まるで自分を落ち着かせるように。

そして玄関に向かい歩いていく。
そして扉の鍵に手をかけて解錠しようとした。

しかし広美はその手を止めた。

(ふぅ…)
(やだ、やっぱり迷う)
(でも、でも決めたじゃないの)

広美は、覚悟をして決めた自分の判断に少し迷いが出てしまった。
どうしょうかと悩んでいると再度インターホンが鳴る。

ピンポーン

広美は今さら決めた事は変えられないと、諦めたよう鍵を開けた。
そしてドアノブを回し、玄関のドアを開けた。

「おう、居たか」
「今日は急にどうした?」

開けたドアの向こうから男が広美に話しかける。

広美はその男に軽く返事をして、部屋に入るように促した。

「と、とりあえず部屋に入って」
「話はそれからするから」

男は靴を脱ぎ、勝手知るようにズカズカと広美の部屋まで入っていった。


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