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月の姫~夢占(ゆめうら)の花嫁~
第7章 真実
 〝王〟が真摯な瞳で言った。



「そなたは俺の生命だ。たとえ、この身に代えても、そなたは俺が守る」




 薄青い明け方の光が満たす寝台の中は、さながら水底(みなそこ)のように静まっている。お互いの顔がいつになく蒼みを帯びて見えるのは、そのせいだけだろうか。
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