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月の姫~夢占(ゆめうら)の花嫁~
第10章 花明~はなあかり~
 ソファの背後には極彩色で描かれた蓮の花の衝立がある。薄紫色の座椅子(ポリヨ)に座り、彼女は文机の引き出しから薄紅色のチュモニを取り出す。




 中からは小さな雫型の耳飾りが現れた。六月の下旬、〝王〟がソファに贈った翠玉の耳飾りだ。あの頃、ソファはまだ彼が影武者、傀儡であるとは知らなかった。けれど、あの日、彼はかすみ草の野原で永眠(ねむ)る女こそが実の母だと打ち明けてくれた。
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