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月の姫~夢占(ゆめうら)の花嫁~
第16章 雪の日の客人
 道端では、中年の男が提灯を売っている。祭に参加したい者はここで提灯を買って願い事を書くのだ。



 ヨンは提灯売りから真新しい提灯を二つ買った。



「どうぞ」
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