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月の姫~夢占(ゆめうら)の花嫁~
第18章 清浄の音~未来へ
 眉がくっきりとしているのは、長命の証でもある。明華は赤児の眉と眉の間に手のひらをそっと当て、軽く眼を瞑った。




 自分の持てる能力を駆使して、〝気〟を送り込む。〝気〟とは、判りやすくいえば、気力のようなものだ。人間の体内を余すところなく巡り、生命力の源となる。観相では実のところ、この気力が最も大切だとされる。
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