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月の姫~夢占(ゆめうら)の花嫁~
第18章 清浄の音~未来へ
 素っ頓狂な声を出し、愕きを露わにする男に、明華は笑った。



「だから、私は最下級の雑用係だってば。宮女さまなんてたいそうなものじゃないのよ」



「いやいや」




 鶏肉屋は真顔で首を振る。
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