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月の姫~夢占(ゆめうら)の花嫁~
第22章 消えた女官と明らかになった真実
 とはいえ、面相そのものは特に悪いものではなく、このままゆけば天寿をまっとうできると観た。



 一瞬、観えた映像では、四十手前ほどの婦人が小さな祭壇の前で一心に祈っている姿が見えた。が、それは呪詛のためのものではなく、ちゃんと神に祈りを捧げるためのものだ。
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