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月の姫~夢占(ゆめうら)の花嫁~
第22章 消えた女官と明らかになった真実
 明華は月梅に断りを入れ、室のあちこちを見て回った。まずは窓。縦長の室の縦部分に比較的大きな窓がついている。念のために窓を開けてみると、真下に色町の目抜き通りが見下ろせる。先刻、明華たちが立ち話ししていた場所だ。
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