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月の姫~夢占(ゆめうら)の花嫁~
第24章 花の褥
 ヨンはどこか懇願するように言った。



「今であれば遅くない。そなたが自ら罪を認めるならば、流刑で済ませようと思う」



 文善君は、うっすらと笑みさえ浮かべていた。



「もとより、罪が露見したからには悪あがきを致すつもりはございません」
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