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月の姫~夢占(ゆめうら)の花嫁~
第32章 罪と恋
 半月前と同じだった。蓮池へと続く小道を辿ってゆくと、蓮池を臨む四阿に立つ人影があった。彼は後ろ姿も凜々しい。ーとは、惚れた弱みだろうか。




 明華はしばらくヨンの龍袍姿を眺め、それからまた歩き出した。
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