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第42章 奇しき縁～再会～

「実は、この観相師を呼んだのはこれが最初ではありません。先月も私の許に呼び、幾人かの令嬢の身上書と姿絵を見せております。その時、この者が選んだのがソン氏の息女でした。今日、新たに陳氏の息女が選ばれております。この二人の中、お気に召した方を中殿に迎えてはいかが？」




　王は一通り身上書と姿絵に眼を走らせたものの、いかにも気乗りしなさそうである。